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実習から就労へ


大手スパーで実習中のAさん。実習、真面目に頑張りました。立ちっぱなしの4時間に慣れない作業。我々もクタクタになっていたのに、笑いながらマイペースでこなしていた彼女。作業は遅い、しかし、丁寧な仕事、このことが、どう評価されるか?と心配していましたが、昨日、企業側から「まだ、課題はあるけど、合格です。」と言って頂きました。お母さんは号泣。本人はひたすら笑顔。センター職員の目には薄っすら涙。
彼女がこのスーパーで継続して働けるように、彼女が、仕事に生きがいがもてるように、そして、彼女が自立した生活が送れるように。
今日から、企業側の雇用手続きのサポートにあたります。勿論、就労後のジョブコーチ日程、再度の家庭訪問。課題となっている発声の訓練等。これからが、肝心です。



2008年9月18日 posted by yumenbo


対称的な企業


昨日、就労者のジョブコーチで2件の企業を回りました。1件目を仮にA社 2件目をB社としましょう。
A社には、今年四月ある学校から就職をした、男の子がいます。彼には知的障害があるのですが、比較的レベルは高いです。実は先週金曜日、A社訪問時に相談を受けました。内容は、「彼が午後からの仕事になると、15分に1回トイレに行くのだけども、病気なのか?指導が悪いのか?」というものでした。昨日訪問させて頂くと、社長自ら出迎えてくれ「忙しいところ申し訳ありません」と深々と頭を下げて下さる。そして、家族や在学中の先生からの話を要約し「さぼりたいという気持ちなのかもしれません」と伝えた。すると会社は「良かった病気ではないのですね」との返事。どちらにせよ、このA社では、彼を育てていきたいと強く願ってくれています。良い所を懸命に誉め、悪いところは、注意をするのではなく、興味を持つように話してくれています。昼食時には、社長を含め、従業員全てが同じ場所で、賑やかに食事をする社風です。
B社は、昨年4月から同じく知的障害があるのですが比較的レベルの高い男の子が働いています。B社で、彼は懸命に働いているし、働きに対する評価は高いのですが、誰一人彼に声をかけません。「話しにくい」という従業員もいます。「無愛想な彼が悪い」という従業員もいます。昼食時は、弁当を隅っこで一人食べる姿があります。私たちが会社に呼び出される時は、決まって怒鳴られる。つい先日には、怪我があり、「勤務終了後病院に行け」と言われたのを勘違いして勤務中に病院に行ってしまいました。すると、センターに電話があり「連れ戻せ」とのこと。彼を病院に迎えに行きB社に戻したこともあります。
しかし、両社共通して、彼らは、「働きたい」というのです。対称的な企業だけれども、大事なのは、本人の気持ちです。私たちは、その企業で「働きたい」と願う以上、頭を下げお願いして歩くことも大切な業務だと考えています。



2008年9月17日 posted by yumenbo


実習


先週から引き続きの実習。本日も職員2人が、7時45分に現地で待ち合わせています。センターには、夢んぼと共生会から職員派遣をし、対応にあたる。来週からは、さらに新たな実習先を確保出来たため、複雑な勤務体制はしばらく続きそうです。
現在実習中のAちゃんのお母様から金曜日に電話を頂き、「本人が働きたいと言ってます。なんとかお願いします。」と切実に話された。もちろん、我々もそして、本人も必至です。その努力を企業がどこまで評価して頂けるか?もっと企業側で言えば、賃金と労働がマッチングするか?が大きなポイントになるはずです。単なる社会貢献のみで雇用されても、長続きなんてしません。本人の努力と企業側のメリットがマッチングしてはじめて雇用は成立するのです。私たちは、本人の努力を最大限引き出す工夫と企業側のメリットの視点を揺るかに変えることで、雇用へと導いていくのです。
ある人が言いました。「戦いですね」とでも、私たちは戦いなんて思ったことはないんです。ありのままの姿を見て頂くだけ、福祉的思考を企業に伝えているだけ、そして、必ずそこに、相互理解があると信じているだけ



2008年9月16日 posted by yumenbo


必要とされることで十分


世間では3連休。しかし、センターの仕事には、休みはありません。13日・14日とたて続けに相談の電話。本人も家族も緊迫した様子だったので、本日家庭訪問です。1件目は、精神病院に入院したいという本人の訴えを家族としてどう受け止めたらよいか?という相談。もう1件は、家族と居ると幻聴幻覚に苦しむという相談。「休みとは知りながら携帯に電話しました」と言われたら・・・
精神障害者の家族の方の相談が多いため、名詞に携帯番号を載せて渡しています。必要としてくれる方がいる限り、休みに拘るつもりはありません。
帰りに頂いたアイスクリームで今日の疲れがとれました。



2008年9月15日 posted by yumenbo


ネットワーク


昨日の夕方5時に一本の電話が入りました。ある学校の先生からです。
「ある子が、実習先が無いのです。親も本人も一般就労を目指しています。センターで実習先を確保して頂けませんか?」という内容でした。もちろん引き受けました。
教育機関や福祉機関・医療機関からこの様な相談は頻繁にあります。勿論センターからお願いすることも多くあります。
近年、ネットワークや連携・共生なんて言葉が使われますが、「丸投げや押し付け」に本当の意味でのネットワークなんてないですよ。一人の利用者の為に、今出来ることはなにか?知識や関係機関を有効に活用し、責任を持ってお願いしたり、引き受けたり、そこにこそ、本質的なネットワークがあるのでしょう。



2008年9月12日 posted by yumenbo


目的は何ですか?


実習初日は、企業で働く心得学習でした。企業紹介のビデオを見ながら商品の取り扱い方等の指導を2時間受けました。企業側は、「本人がどこまで理解できているか?なんて関係ないんです。障害者も健常者も同じ研修をすることから始めたいんです。」とのこと。本人は少し眠そうだったけど、最後まで緊張感を持ち、聞いていました。
本日は、午前8時からの実習です。通勤指導も含め、センター職員は、朝7時から出勤です。2名の職員が正午まで付き添います。実習の内容は、野菜のカットとラップ パックとじです。1名は本人の横や後ろから、指導にあたります。もう1名は、実習生に指導される、企業側従業員とコミュニケーションを図りながら、実習生への伝え方や、対応の仕方について調整していきます。
実習が始まると、私たち職員は、実習に伴うチームを作り、企業と本人のサポートに全力を尽くします。しかし、通常業務は当然あるため、各法人(共生会・夢んぼ)から応援職員を派遣して、乗り切ります。これが出来るのが特定非営利活動法人の魅力なのかもしれません。
どちらにしても、「一人でも多く社会参加をさせたい」そんな目的でスタートした支援センターだからこそ、その目的達成を目指すため様々な手法を活用し日々努力しているのです。
原点の目的だけは、忘れてはならない。揺らいではならない。



2008年9月11日 posted by yumenbo


はじまり


今日から新たな実習がはじまります。昨年から、何度か訪問した企業が、障害者雇用について理解を深めて頂け、2週間の実習をクリアした人を雇用して頂けることになりました。実習に行くAちゃんは、ダウン症です。自分のペースがあり、第三者が見ると少し行動が遅くうつるかもしれません。しかし、私たちは知っています。人より時間がかかるけど、人より丁寧な仕事をすることを・・・
この企業は障害者雇用をはじめて行う企業です。今日からどんな試練が待ち受けているのか?2週間後に本人と家族の笑顔、そして、企業側の驚きの顔を見るのが楽しみです。
今日は職員2名体制で、午前10時から正午までの2時間の実習をサポートします。



2008年9月10日 posted by yumenbo


早弁


高校時代に、午前中からお腹が空いて「早弁」をした経験はありませんか?休憩時間のわずか5分~10分の間に食べる「早弁」は、なんだか楽しかった記憶があります。センターに通うAちゃんも最近、早弁が習慣になってしまいました。
彼女は、午前7時に朝ご飯を食べるようですが、お昼までお腹が持たず、通所のバスの中で、弁当を広げ、食べているようです。
昼食時になると、空の弁当を出し、皆の食事を羨ましそうに見ています。食欲の秋、気持は理解できますよね。でも、習慣は恐ろしい。三食の食事に戻すため、職員の奮闘がはじまります。



2008年9月9日 posted by yumenbo


実習と就労の違い


センターでは、就職に結びつけるために「実習」を行います。この実習期間中に、企業に見ていただいて、良ければ就労に、合わなければまたセンターで訓練を行います。しかし、就労の8割はこの実習で決まりますので、利用者もその家族も実習=就職と思い込んでしまうようです。
「先生実習に行くということは、就職ですよね」と言われてしまうのですが、ここからが、大変なんです。実習初日から3日間は送迎。4日目から自力通勤が可能な様に、通勤指導。実習期間中は朝から夕方まで、実習生と同じ作業をします。その期間は、1週間から2週間。そして始めて就労となるのです。



2008年9月8日 posted by yumenbo


企業訪問


昨日、企業巡回中の職員から事務所に連絡が入った。「A社に勤務する知的障害のBさんが、勤務中に事務所で泣いている。」とのこと。A社職員の話では「突然のことで訳が分からない。センターに電話しょうと思ったところ。」とのこと。急遽、その会社に走った。実は彼女のこのような問題は、6回目これまでの原因は、「やりたくない仕事あるいは、眠い」であった。そして、7回目の昨日は、「同じ仕事に飽きたこと。眠い」とのことでした。 
障害があり、機能的にも身体的にも困難なことを要求しているわけでない。確実に障害とは別の部分での「甘え」がそうさせているのだとするならば、彼女に、社会の厳しさを伝えることも必要である。
私はその会社で彼女に「ダメなことはダメ」と指導している時に、A社の部長さんが見えて「菊池さんもういいですよ。彼女は彼女なりに懸命に頑張ってますよ。まだ就職して1年なんだから、長い目で見ましょうよ。障害がない子でも、育てにくい社会ですから、それに比べるとこの子は素直で分かり易くていい。」と言うのです。頭が下がりました。
でも、こんなに理解して頂ける企業はまだまだ少ないのです。どこまでが障害でどこまでが「甘え」なのか?しっかり見極めながら、対応していかなければ、継続雇用はないのです。



2008年9月5日 posted by yumenbo


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